星霜に空いた、絶望の風穴

神聖なる神域に響き渡る少女の叫び。

その心の絶叫を聞いた鬼は、
衝動のまま新たな神を降臨させる。
鎧を纏い戦場を駆ける、
公正なる審判官「ヴァルキリー」。

気高き女神は槍を突き上げ、戦場を照らす。

ヴァルキリー

主人公の謎の力「鬼神降ろし」によって現世に顕現した、
戦場を駆ける気高き女神。

戦場で散った戦士を見極め、ヴァルハラへ送る役割を担っている。
公明正大な審判官であるがヴァルキリー自身もとても強く、
手にする槍「鵠槍 シュヴァン」を一度振るえば、
戦場の勝敗は瞬く間に決定するという。

主の定めた規範に則って行動しており、他人にも自分にも厳しい。
九人の姉妹がいるらしく、その中にはジークフリートと浅からぬ縁を
持つ者もいるらしい。ヴィーナスとは良き友人である様子。

美しい鎧を身に纏い天を駆ける姿は、人間にはオーロラのように
見えることがある。この鎧は繊細な装飾を施されているもののそれに
見合わぬ強度を誇り、ヴァルキリーの強さも相まって傷がつくことは無い。

義経が依り代となり呼び出されたためか、
たまに義経と思われる言葉を発することがある。

CV:松井恵理子

@Cyberstep,inc.
illust:daiking

宮本武蔵 葬天

神とも悪魔とも言われる正体不明の刀「大和国国宗」と
共に旅をし腕を磨き続ける剣術家。

趣味である古刀集めの最中、とある小さな村に立ち寄り数十年前に
亡くなったという刀剣収集家の蔵を見ていたところ地下室に続く階段を発見。
そこで渇いた血の海に横たわる白骨死体が握っていた一本の
刀を手に取ってから、武蔵の心はじわじわと魅入られいつの間にか変質した。

この刀は無銘で号もないものの、その斬れ味から人の手を転々とし
人間から妖怪、果ては出自不明な異形まで多くの血を吸った結果、
妖刀と化したものであるらしい。

本来は心優しく礼儀正しい少女だが、常に戦いと血を求める残虐な
性格となっている。凶暴になってはいるものの、剣の道を極めようとする
武蔵の本質は変わっていない。その証拠として巨大な左腕の形を
取る大和国国宗は、以前と変わらず武蔵と共に行動している。

絵を描くことも未だに好きなようで、武蔵が去った後には
「得体の知れない何か」を血を使って描いた懐紙が落ちていることがあるという。