名前：本多忠勝
声優：朝ノ瑠璃

数多の武将から天下無双と評される徳川家随一の武将。
その立ち居振る舞いは時に冷酷に見えるほどに冷静であり、絶対的な忠誠を誓う主君である徳川家康に刃向かう者は微塵の容赦もなく斬り伏せる。
特筆すべきは背後に従える漆黒の盾と、その手に握られる巨大な槍。徳川謹製特級対妖武装「蜻蛉斬」と命名されたこの特殊な武装は、三河の古墳より出土した金属片を家康が面白半分で武装化したもの。製造当時、腕に自信のある徳川軍の武将たちが蜻蛉斬を振るってもただの槍、もしくは出力過多で暴走してしまい、まともに扱える者が居なかった。
しかしある日、領地拡大のために三河の山奥に遠征していた家康は、狂人のように暴れながら神喰いを討伐する忠勝と邂逅する。
かつて神喰いにより故郷を奪われたことにより自暴自棄となっていた忠勝に、家康は「その力を私の為に使え」という至上命令とともに蜻蛉斬を授けた。忠勝はこれを見事に制御し、技師が想定する何倍もの力を発揮させたという。

何事にも動じないその鉄面皮が笑みに歪むのは命を賭した戦いに身を置く時。今最も斬り合いたい相手は武田の若き虎「真田幸村」であり猿飛佐助を見つけてはしつこく居場所を聞くこともあるのだとか。

名前：戦巫女・静御前
声優：桐村まり

異の國日本を統治する「神楽幕府」の将軍家のお姫様。
小さい頃からお姫様として厳しく躾けられた結果、何故か家出娘になった。実家である江戸城を飛び出して鬼ヶ島にやってきたところ、縁あって主人公の仲間に。
母親であり御台所である北条政子から、初代将軍が四夜叉の一柱である烏摩勒伽（うまろきゃ）より賜ったとされる秘宝の弓と、かつて巴御前が身に纏っていたとされる戦装束を譲り受けた。
新たな衣装は普段の静御前の装束とは大きく異なり、戦うことを前提とした誂えとなっているが、大切な髪飾りだけは外していない。
江戸城の危機を救う中で将軍家の姫君であることへの自覚が芽生え、精神面でも大きく成長した静御前だが、その行動原理は今までと変わらず、仲間たちと外の世界を旅し世の中を知りたいという夢を追う為に今日も矢をつがえている。
元々大食いの気があった彼女だが、神の弓を扱うのは相当な気力と体力が必要なのか、最近更に食べる量が増えたらしい。